不思議発見 - 人体 -

人体について学んだことを書いていきます。

味覚の不思議

味覚を調べています。

wikipediaから

味覚 - Wikipedia

en.wikipedia.org



味覚(みかく)は、動物の五感の一つであり、食する物質に応じて認識される感覚です。
生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の五味が基本味に位置づけられています。基本味の受容器はヒトの場合おもに舌にあります。

まとめてみます。

1.どこで感じるのか
舌、咽頭部、軟口蓋にある味蕾(みらい)

・味蕾にある5つの味の受容体
甘味:味覚芽と脳との間の通信の仲介役となるGタンパク質に結合した種々の「Gタンパク質結合受容体」によって検出されます。
酸味:「味覚受容体PKD2L1」によって検出されるとのことですが、確定ではないといいます。
塩味:細胞の脱分極を引き起こすリークチャネルを介して「グリア状細胞へのカチキス流入」によって直接検出されます。
苦味:TAS2R38などのTAS2R(味覚受容体、2、T2Rsとも呼ばれる、タンパク質です)
うま味:グルタミン酸がうま味のもとで、グルタミン酸Gタンパク質共役受容体の変異体に結合して感じます。


・感覚から来る味覚(化学的な反応以外)
辛味
冷たい感覚
渋み
カルシウム
脂肪
コク味

ただしこれらの味覚刺激の全てについて神経に伝達されるまでの機構が解明されたわけではないといいます。


2.脳までの伝達方法
味覚は12の脳神経のうちの3つを介して伝えられます。

・舌の前2/3に存在する茸状乳頭の味覚受容体細胞→
顔面神経(鼓索神経)


・舌の後ろ1/3に分布する葉状乳頭・有郭乳頭上の味覚細胞→
舌咽神経→
延髄


咽頭あるいは食道部の味覚細胞→
迷走神経→
延髄

 

化学的受容体に属さない味覚
三叉神経(食感、痛み、および温度を感受)を介します。

 

一次感覚ニューロンが延髄の弧束核を経て、視床の後内側腹側核(VPM核)を経由して広義の大脳皮質味覚野に伝達されます。

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話が変わりますが、

新型コロナの初期症状として味覚障害が起きるのはなぜでしょうか?

新型コロナウイルス感染症と嗅覚・味覚障害/東京大学 保健センター

によると、
味蕾や神経へのウイルスによる障害らしいのですが、明確な理由はわからないと言います。
臭覚障害が原因との話もありまます。ウイルスが直接神経組織を障害するというメカニズムと、ウイルスに対する免疫応答により炎症細胞浸潤が生じ、炎症細胞による組織障害因子で二次的に神経障害を生じるメカニズムが考えられています。

 

いろいろな神経の名前が出てきたので、さらに調べて追記したいと思います。