不思議発見 - 人体 -

人体について学んだことを書いていきます。

エピゲノム

なぜ?なに?エピゲノム:日本医療研究開発機構・革新的先端開発支援事業

 

エピゲノム。。。だんだん、わからなくなってきました。

エピジェネティクスとは、DNAの塩基配列を変えることなく遺伝子の働きを決めるしくみ。 

エピゲノムとはエピジェネティクスの情報の集まり。

上の記事には書いてあります。

化学修飾(メチル化やアセチル化)が、ゲノム上の遺伝子のはたらきをコントロールします。

化学修飾(メチル化やアセチル化)をなに(誰)がコントロールしているのでしょうか?

 

遺伝子の働きを決めるヒストンアセチル化をリアルタイムで観察 | 理化学研究所

からの引用です。

高等生物のDNAは、ヒストンと呼ぶ球状のタンパク質複合体に1.65回転巻きつき、この複合体を基本単位として存在しています。ヒストンには、炭素2個、酸素1個、水素3個からなるアセチル(CH3CO)基が結合し、ヒストンアセチル化と呼ぶ化学修飾が起こります。ヒストンアセチル化は、

ヒストンアセチル化転移酵素(HAT)とヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)によって制御され、遺伝子発現のON/OFFのメインスイッチになっていると考えられています。近年、遺伝子発現調節機構の詳細が解明され、ヒストンアセチル化は、DNAのメチル化などほかの修飾とともに、DNAとは異なる遺伝暗号(エピジェネティックコード)として機能し、細胞が自分自身の素性を覚えて、分裂後も同様の機能を維持するための記憶装置として働いていることが明らかになってきました。このことは、組織が分化していく発生過程で、特定の遺伝子群の働きを決定し、正常な組織の機能を維持するために、ヒストンアセチル化が重要であることを示しています。一方、これを人為的に操作すると、胚の初期化やiPS細胞の作製にも有用であることが明らかになってきました。

 

ヒストンアセチル化は「DNAとは異なる遺伝暗号(エピジェネティックコード)」として機能し。。

遺伝子のON/OFF制御は、エピジェネティックコードが行っていることが分かりました。