不思議発見 - 人体 -

人体について学んだことを書いていきます。

PK戦の心理

サッカーWカップクロアチア戦。日本チームはPK戦で負けましたが、PKの練習が
足りないとか、ストレスに弱いとかいうコメントをたくさん聞いたので、本当に
そうなのか調べてみました。

まずPK戦です。

PK戦は5人が蹴って、ゴール数が多ければ勝利。点差によっては5人が蹴る前に
決まります。
5人蹴って同点ならサドンデス。どちらかが先にゴール決めたらしたら勝利。
キッカーはフィールド入りしている選手のみ、控えの選手と交代して蹴ることは
できません。スタメンの選手でも、疲れていても蹴ることになります。

さて、読者の皆さんはプレッシャーにお強いでしょうか。
自分は強いとは言えません。
幼稚園の学芸会で独唱して大汗かき。やりたくないと何度も駄々をこねたらしいです。
社会人になってからマイク持ちながらのプレゼン。最後までやり通しましたが、
声が震えるハプニング。
練習、場慣れが足りないと言えばそうなのでしょうが、それだけでしょうか。
メンタルが弱いと自分でも感じていました。
スポコン番組を見て育ったのですが、子供のころは父親によく怒られたりし、
もっと上を目指して頑張ったり、負けて悔しい思いをした覚えもありません。
全力で取り組み、やることやってあとは天に任せる位の図々しさもありませんでした。
中学時代に部活でソフトテニスをしていましたが、苦しい練習をしながらも、負けて
悔しい苦い経験をしたこともありませんでした。
中高大時代にメンタルを鍛え方を学んだことがありません。
メンタルを鍛えるのは筋肉を鍛えるのと同様、力強く生きて行く為に必要な
レーニングのような気がします。
いつ、だれが、子供にそれとなくメンタルトレーニングをすればよいか、知見者に
教えて頂きたいです。

著名なクラブに所属している選手はもちろんメンタルトレーニングしていると思います。うまくプレイできなくて悔しくてたまらない経験をされた方は多いと思いますが、子供のころ、どのようにメンタルを鍛えたのかを知りたいです。

さて、サッカーに話を戻します。
1蹴で勝敗が決まる場合の心理は計り知れません。
データは物語るといいます。PK戦についてデータとヒアリングをもとに研究された方がいて、ある方が翻訳されているので参照させていただきます。

die-acht.theletter.jp

PK戦の勝ち負けは、
・「生理的要因」:試合による疲労など
・「技術的要因」:シュートスキルなど
・「経験的要因」:年齢など
・「心理的要素」:プレッシャーや勝利につながる度合いなど

特に心理的要素が高いといいます。

シュートを決めれば勝利する、はずすと敗者となる場合のシュートの成功率が異なる。
直近のPK戦で勝利している場合と負けている場合のシュートの成功率が違う。
PK戦に参加する選手の緊張度はセンターサークルからゴールに向かう間が最大。
審判の笛の合図からキックする時間が遅いほど成功率が高い。
また、チームで励まし、プレッシャーを緩和できるチームは成功率が高い。

クロアチアとのPK戦。1番手に誰が蹴るのか…森保監督が希望者を募ったところ、南野選手が手を挙げるまでに“5秒間の沈黙”があったといいます。

順番が決まっておらず、急に指名されたり、手を上げたりするとストレスが最高度に達するのではないかと思います。俺が最初にやるとはなかなか言えないでしょう。PK戦になったら俺が最初に蹴りますという豪傑な人材を育成する必要を感じます。

選手一人ひとりがPK戦に備え、日ごろの「こころ」の準備が必要なことが分かりました。

応援もさることながら、選手への期待は大きいです。
もちろん、彼らは選ばれた人ですしメンタルも鍛えていると思います。
4年後に備え、何がまずかったのか、何をすればよいのかを皆さんで考えて頂いて、
次回こそベスト8に進んでほしいと思います。

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