リンパ
血液があるのに、なぜリンパ液があるのでしょうか?
リンパには静脈が回収しきれなかった老廃物や脂肪、タンパク質の一種であるアルブミン、細菌やウィルスなどを回収してくれる役割があります。
そこで、リンパと聞くと、
リンパマッサージが体によいと聞きますが、本当でしょうか?
自分は耳の後ろにあるリンパをマッサージして、熱がでて寝込んだことがあります。
そして、2日後には元気になりました。
なぜでしょうか。検索してみると、自分以外に、そのような体験をされている方がいるようです。
リンパマッサージと発熱、発疹。 | 漢方アロマ腸セラピーとかっさとクレイのサロン R e*feel
東洋医学では、このような症状を「好転反応」と言うらしいのですが、体調がよくなっていく「過程」において、一時的に体調が悪くなることを指している言葉といいます。
このリンパマッサージによる症状は、正確には「身体に蓄積されてしまった疲労物質や老廃物がマッサージなど外からの刺激によって血液に流れ込み、排出される際に一時的に体調が悪くなること」
とのことです。
下の記事によると、
ウイルスに対する免疫応答の仕組み(1)│コロナ制圧タスクフォース
リンパ節はウイルス撃退器官です。
リンパ節では、ウイルス自体が、ウイルスの断片がリンパ液にのって運ばれてきて、B細胞(Bリンパ球)とT細胞(Tリンパ球)が共同で抗体を作っているのです。
もし、リンパ節をマッサージするとどうなるでしょうか。ここからは想像(仮定)です。
・リンパ節にせっかく集まってきた、ウイルス、ウイルスの断片がリンパ液に乗って全身にばらまかれる。
・リンパ節に刺激を与えることでB細胞とT細胞による抗体づくりを推進する。
リンパ管は逆流を防ぐ弁があるため、リンパ管ではなく血管から全身にばらまかれるのがおそらく正解ですね。
マッサージによる刺激はおしたり、もんだりするので、いわゆる、筋肉と同時に血管とリンパ管をの拡張と伸縮なのでリンパ節から血管に戻ると考えます。
直感ですが、先の好転反応は、
・ウイルスが全身にばらまかれて熱がでる。(悪くなる)
・抗体がたくさん作られてウイルスを退治するので熱も下がる。(よくなる)
よくなればよいのですが、悪くなってよくならないと問題です。
そのようなリスクがありますからリンパ節はマッサージしてはいけないと思います。
リンパの流れがよくなるからといって、リンパ管をつぶしてはいけません。
Wikipedia English版には、リンパ管に強い圧力がかかるとリンパが逆流するとも書かれています。
転移性がん細胞もリンパを介して輸送されるため注意が必要です。
おかしなマッサージ師がいて、
「リンパがたまってこっているので、ここをもみほぐしましょう」と言って「背中と鎖骨とふくろはぎをぐいぐい力一杯押された経験があります」
翌日、背中が痛くて(骨に異常をきたしたか?)、呼吸もしづらいほどで気持ち悪いでははありませんか?会社を休んで大病院に行って精密検査してもらったら、肺、心臓、骨、血液、異常なしです。
痛み止め飲んで翌日には吐き気もなくなったのですが。。
体と医療に対する知識は大事です。
リンパはさするぐらいがちょうどよいのです。
さらに言えば、軽い運動、散歩を毎日するのがよいと思います。運動によりリンパの流れは平静時の数倍になるといいます(運動が健康によい証拠です)。
リンパがちゃんと働いていることを健康診断でうまく調べる方法があればさらによいとも思っています。(ところがあるらしいのです)
健康診断結果に
このリンパ球の値は、「LYM」と書かれていることがあるとのことです。
このリンパ球の正常値は「20~40%」です。
自分は見たことがありません。下に書いてありました。これってオプション検査ですかね。
数字の意味を知りたい!「リンパ球の正常値」の考え方 | 50歳を過ぎたら生活習慣病ナビ |糖尿病・高血圧・肥満・ガン・うつ病などの生活習慣病を予防・改善する為の総合情報サイト