神経とは
神経が、脳と細胞(器官)間情報をつたえるネットワークであることはなんとなくわかるのですが、どのような構造で、どのようにその情報を伝えているのか調べてみました。
神経|からだとくすりのはなし|中外製薬 を参照しています。
1.構造
・中枢神経:脳と脊髄
・末梢神経:中枢神経から体の器官の神経を結ぶネットワーク
さらに、末梢神経には、
運動神経:脳からの命令をもとに、骨格筋を働かせて運動の指令をする伝達経路
自律神経:呼吸、血液循環、食物の消化などのを無意識に調整している伝達経路
自律神経にはさらに2つの神経があって働いています。
交感神経:体の器官の活動、緊張を司る
副交感神経:体の器官の休息、リラックスさせる働きを司る
(★それぞれの神経について深堀)
2.脳からの命令、器官から脳への情報伝達方法
脳にあるニューロンという神経細胞が、細胞や器官に情報を伝えています。
(どのような情報★)
ニューロンとは
入力は樹状突起、出力部をシナプス、情報伝達部分を軸索、それを覆っている部分を髄鞘と言います。人間の脳にあるニューロンの数は、100億個から1000億個、最も長いニューロンは腰から膝までの1mもあります。
(ニューロンは脳だけで存在するものではないようです)
シナプスと受容体の間には間隙(かんげき、すきま)があり、神経伝達物質を放出して情報を伝えています。隙間を作って、伝達物質を使うのは情報の強さを変えるためで、
興奮、抑制情報を相互に加減させているとのことです。
このことをシナプスの可塑性と言います。
神経に特定の刺激(しげき)が加えられ続けると、その情報を学習し、その後のはたらき方が変化すると考えられているそうです。(伝達物質の多少に関係する?★)
3.器官から脳へ
痛みの伝達経路と脳が認識するしくみ|痛みの基礎知識|痛みwith
この記事によると、
痛み※の場合は、
皮膚感覚のレセプターの自由神経終末(神経線維の末端)→
神経→
後根神経節(こうこんしんけいせつ)→
脊髄→
脳視床→
大脳皮質の一部である一次体性感覚野
(一次体性感覚野は、痛みの処理に関わる部分。帯状に広がる一次体性感覚野は、
場所によってからだのどの部分の痛みを担当するかが分かれているらしいのです★)
※痛みとなる刺激
機械刺激(指を切ったり机をぶつけたりした時に感じる刺激)、
温度刺激(熱い、冷たいなどの刺激)、
科学刺激(科学的な物質などで炎症が起こる刺激)
を自由神経終末が受け取って、電気的な信号(★)に変換します。
皮膚で感じる痛み以外の内臓とか各器官が受けとったり発信する情報について、
眼、耳、鼻、舌(視覚、聴覚、鼻覚、味覚)
はどうなのかさらに調べてみます。
(★は深堀したい項目です)