髪と髭に関する設計図
男子なら髪、髭については気になることがいっぱいあります。
髪は壮年になれば薄くなります。
髭も濃ければ、毎日そらないと大変です。
髭をのばせば手入れも大変。
髪の毛に係わらず、白髪。これも気になります。
ということで、髭と髪の毛についてDNAとの関係を調べてみました。
5つのラテンアメリカ諸国(ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー)、
CANDELAコンソーシアムサンプルの一部から6630人のボランティアの皆さん
から採取したDNAと毛について調べた結果が発表されています。
16 個の遺伝子が髪やマユ、ヒゲの形質に関与するとされ、うち 10 の遺伝的変異は、
今回新たに見つかったものです。
・髭
濃さ、太さについてはEDAR遺伝子が関係あるとのことです。
https://www.genecards.org/cgi-bin/carddisp.pl?gene=EDAR
には、髭との関連情報はありません。
・白髪
メラニン生成に係るインターフェロン調節因子4遺伝子(IRF4遺伝子)が関係しています。
ここで、
https://www.genecards.org/cgi-bin/carddisp.pl?gene=IRF4
に関係有との情報があります。
・禿
AR/EDA2RとGRID1遺伝子が関係しています。
ただし、
https://www.genecards.org/cgi-bin/carddisp.pl?gene=EDA2R
https://www.genecards.org/cgi-bin/carddisp.pl?gene=GRID1
には、関係情報がありません。
髭の濃さ、白髪、禿などの毛について関係していそうな遺伝子が見つかっただけで、遺伝子発現でそうなるところまではまだ研究段階と言います。
白髪や禿を治す薬が発明されないのは、まだまだ研究段階だからということが分かりました。