不思議発見 - 人体 -

人体について学んだことを書いていきます。

膀胱

腎臓の次は膀胱です。

排泄器官が大腸につながる肛門と、腎臓と膀胱排尿器官に分かれているのも不思議です。
(大)硬い物(詰め込めるもの)と(小)水分を分けたのはなぜでしょうね。
便は一日何回もせづにすむけど、尿は一日に1回とか2日に1回とかはいきません。


話戻します。
膀胱は1つで、2つある腎臓につながっています。役割は2つ。蓄尿と排尿。
尿を貯めておくところがないと、腎臓でつくられた尿は排尿器官から毎時流れ出してしまいます。(膀胱の大事さがわかります)
人によって違いますが、成人では500ml位貯められるとのこと。
毎時60ml位腎臓から尿が送られてきます。4/5位たまると排尿を催すらしいのです。
6時間に1回ですかね。ただ、ビールを飲むと排尿頻度が多くなります。

膀胱の仕組みが不思議で、蓄尿のとき筋肉を緩め出口を防ぎ、排尿のとき筋肉を収縮し出口を開ける。これらを行う筋肉は自律神経(交感神経、副交感神経)なのです。容量のセンサーがあって自動制御している器官ですね。

排尿には意思が必要で、ヒトは2歳から3歳にならないと排尿調節(外尿道括約筋の随意調整)ができません。子供は膀胱が小さいのと、夜に尿が作られるのと、大脳が発達していないためらしいのです。

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深堀疑問に調査した答えを書いておきます。
・ビールが排尿を増進するのはなぜ。

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ビールのアルコールが、脳の下垂体から分泌される抗利尿ホルモンとも呼ばれるバソプレシンというホルモンを妨げてしまうため。
このホルモンの役割は体内の水分を保つことです。しかしアルコールは脳の動きを邪魔する一方で、下垂体の動きも妨げ、バソプレシンを作る動きも止めてしまいます。そのため、一定の体液を保つよう腎臓に信号が送れないと、体内で膀胱を通して全部の水分が出るようになってしまうからだそうです。アルコールを恐ろし。

 

・排尿を随意で、きるまでには大脳には何が起きているのか?
排尿反射の中枢は脊髄(せきずい)下部(仙髄)にあるが、大脳皮質や中脳など上位中枢によって常時抑制されています。小児では、とくに夜間時にこの上位中枢からの抑制が十分でないため、夜尿をおこしやすいのだそうです。

花王 メリーズ トイレ・トレーニング 基本編 おしっこが出るしくみと大脳の発達

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