腎臓
腎臓は2つあり、お腹の中の肝臓の後ろに右側がそして左側が胃の下にあります。
一つが150gで腹部大動脈と大静脈につながっています。
今日はこの腎臓の役割を見ていきます。
血液中の老廃物をろ過して、尿(おしっこ)排泄物を作成するところです。
糸球体が血液をろ過。血圧により水と溶液を押し出すのです。このとき血液細胞と体に必要なタンパク質を通過させません。押し出された溶液には、体に必要なイオン(NA+,K+,Ca2+)、アミノ酸、水をがあるので、再吸収している。再吸収されないものが(老廃物イオンと水素イオンから生成されるクレアチン、アンモニア、尿素)が水と一緒に尿になるのです。
再吸収は効率悪いと思いますが、捨てないではなく、一度捨て必要なものを見分けて吸収。神業です。
必要なものを見分けて再吸収はどのようにおこなっているでしょうね。
下の記事にイオン、NA+,K+,Ca2+の再吸収の仕組みが書かれています。
http://www.kumamoto-physiology.jp/pdf/2011/jinzou3-boukou.pdf
余談ですが、クラッシュ症候群:ものに挟まれるなど長時間圧迫され、救出時にKイオンが増え心臓障害を起こすらしいのです。K+イオンの増えすぎもいけないようです。
さて、人の臓器はメンテしなくと生涯使えるすばらしい機器ですね。
家電、住宅の機器、車、電車、飛行機、家もろもろ、80年も使えるものはありません。
長く使うものは整備していますが、ヒトは人間ドックで壊れていないか「診て」もらう(検査)だけ。
もし、ヒトも内臓の「整備」をしてもらったら、寿命は今の2倍、3倍になるのではないかと思います。
さすがに「整備」ということばは機械に使うので、「洗濯」「あかおとし」、「掃除」?しっくりきませんが、そういうことがあってもよいかなと思います。
直接のメンテはできなくとも、睡眠、運動(筋トレ、ウーキング)、腹式呼吸で毛細血管をいきいきさせることができるそうです。
このようにヒトは間接的にしか内臓をメンテできません。体(内臓)はヒトが作り出すことができない神(全知全能の方)、父母、先祖からの贈り物なのです。
ここからは素人なりに多くの疑問とそれを調べた内容を書いておきます。
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人工腎臓って存在する?人工的に作れないから移植があるのでしょう。。
→透析 人工腎臓 | 日本人工臓器学会 (jsao.org)
iPS細胞で腎臓を作る。
→進んでいます。腎臓の再生医療を実用化するために-10年以内に腎不全患者さんへの応用を | メディカルノート (medicalnote.jp)
腎臓になる細胞(ネフロン前駆細胞)までは生成できたようですが、尿として排泄するところが難しいようです。2017年の記事ですから2027年を目指して研究されているのです。
(ips細胞とは違いますが、素人考えでは2つあるのだから1つをうまくコピーして作れないだろうか?糸球体が何万もあるので難しいかな。糸球体と同じものでなくとも、替わりになるものでもよい)