腸内細菌
腸内細菌について調べてみました。
脳内伝達物質であるドーパミンとセロトニンの生成にも関係しているらしいのです。
ヒトの腸に宿る細菌がヒトの生命の維持に必要で、その腸内細菌がもつDNAが多くの酵素を作っています。したがって、腸内細菌は臓器ともいわれています。
ヒトは自分の体だけで生きているのではなく、腸内細菌によっても生かされているのです。
もっと言えば腸内細菌は、宿り主であるヒトと、そして細菌同士で共生しています。
その存在は大変不思議な関係です。
その働きは、腸内細菌 - Wikipedia によると、
・病原体の侵入を防ぎ排除する。
・食物繊維を消化し短鎖脂肪酸を産生する。
・ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンK、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどのビタミン類の生成をする。
・ドーパミンやセロトニンを合成する。※
・腸内細菌と腸粘膜細胞とで免疫力の約70%を作りだしている。
※腸内細菌の日本語Wikipedia(働きとしてセロトニンを合成する)には間違いがあるようです。セロトニンは、小腸のクロム親和細胞(EC細胞)が生成するとのの記事が別にあります。
腸管以外の場所に腸内細菌が感染した場合や、抗生物質の使用によって腸内細菌叢(そう)のバランスが崩れた場合には病気の原因にもなるとのこと。
腸内細菌間のバランスを崩すと脳をはじめ、心臓、関節など一見腸とは関わりがなさそうに見えるあらゆる部位の病気に発展する可能性を持っており、寿命にも大きな影響を及ぼすらしいのです。
こういう事実を知ると、腸内細菌は集まって、宿り主の生命をコントロールしているかのようです。
なぜなぜがわいてきます。
・腸内細菌が宿り主の生命をコントロール(恒常性維持)しているのはなぜ。その意図は?
・腸内細菌間のバランスが崩れるはなぜ。バランスとは何?
・バランスが崩れると宿り主が病気になるのはなぜ?(必要なたんぱく質、セロトニンなどが作られないから)
・上述の腸内細菌の働きはどのように行われる?
さらに、日本人の腸内細菌は、他国とヒトの腸内細菌とも異なるらしいのです。不思議です。