ヒトに毛がある理由
進化の途中に、大部分の毛を失ったヒト。ヒトに毛がある理由と、よく聞かれるムダ毛について調べて考えてみました。(インタネット検索すると、ムダ毛処理について多くの記事が出てきます)
ムダ毛は処理するのが常識になっていますが。本当でしょうか。
(手入れが大変、匂う、毛じらみがすみつかないように。。。)
美容、健康、見た目、異性に嫌われないためという気持ちは納得できます。
はい、そこでです。
ヒトに与えられている身体に「無駄」なものがあるのでしょうか。
毛は体温を保ち、紫外線防ぎ、臓器を守るためにあると言われています。
頭髪は、頭にある脳を紫外線から守るもの。
腋毛は、わきの皮膚が薄いので、わきにあるリンパ節(管)を守るもの。
まつげは目にごみが入るのをさけ、目を守るもの。
生殖器に近くにある陰毛は外部にあるものとの接触時、肌より先に接触する感覚器になっているとのことです。大事な器官を守るもので、下着にこすれることで器官にキズがつくのを守るのです。(そうであれば、男の陰毛はどこを守るのだろう。。。)
それから、体にある毛は汗がでる汗腺のそばにあって汗腺を守っているらしいのです。
毛が何かにさわっている。すなわち汗腺をおおっていては汗がうまく蒸発できない。さらに言うと体温の調節がうまくできないからです。
それでは、
すね毛は?
胸毛は?
髭は?
なくてもいい毛のような気がしますが。
男だけにある胸毛、髭は男と女を区別し分かり易くする役目をもっているとのことです。それが本当なら、ヒトの設計図を作った方、ヒトの進化を進めた方はそういうことも考えられていた。意味深いですね。
一方では、
腋毛、陰毛は性ホルモンの分泌のため、異性を引き付けるためともいわれています。なるほどです。
男と女の間を取り持つものなのです。一人納得してしまいました。
学説的には毛が体を守るためのという理由は必ずしも正しくないともされ、謎が深まるばかりです。
遺伝子に異常がある無毛症という病気もあるので、まったく研究されていないということもないわけです。