不思議発見 - 人体 -

人体について学んだことを書いていきます。

エピジェネティックコード

DNAの発現(メチル化とヒストン修飾)を制御するエピジェネティックコード(どこにある?)は親から子に継承されるという。www.riken.jp

子は親を見て育つのではなく、親から性格(ストレス耐性)も遺伝するのである。

びっくりだ。

組織間伝達とは何か(個体の組織全体にエピジェネティック情報が伝達する)。

精子にも卵子にもエピジェネティックコードが存在し、それが受精とともに子に伝わる?

https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-15H02509/15H02509seika.pdf

その分野の研究者でないと、これ以上の理解は難しそうだ。

ただ、発現の制御の仕組みは研究されつつあるが、その制御の司令塔が何(だれ)なのかまだしっくりしない。

精子形成を維持するメカニズムの一端を解明―オートファジーを介した制御機構が明らかに― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (amed.go.jp)

この記事には、例えば不妊の原因が精子にある場合が多く、精子になる前のセリトル細胞に含まれるGATA4というたんぱく質が少ないのが原因だという。

また、GATA4は心筋発生時に多くみられる転写因子だということからも、心臓の生育に重要なたんぱく質のようである。さらに、下の記事によると骨格筋にも関係する。

転写因子 GATA4 は骨格筋幹細胞の増殖・分化を制御する (t-takaya.net)

親の細胞が持っているたんぱく質が子に影響を与えているということがなんとなくわかった気がする。ただ、このタンパク質が細胞のどこにあるのかがまだわからない。たんぱく質としてそのまま子供の引き継がれるのか、たんぱく質を作るRNAとして引き継がれるのかを調べてみる必要がある。

 

今後は、

ストレス耐性と性格について

性格を決めるたんぱく質にはどんなものがあるか

食べ物と細胞内のたんぱく質について

を調べてみたい。

 

難しい論文を読む前に、NHKの高校講座 生物基礎で勉強する必要がありそうです。

エピジェネティクスに関連資料を見つけました(講座で説明しているのかわからいませんが)。わかりやすいです。

NHK高校講座 | 生物基礎 | 第15回 遺伝子の発現と生命現象